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2018年2月28日 11:20:32

2/21 第3回「近江八幡まちなか∞まちづくりセミナー」を開催しました

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2月21日(水)に八幡コミュニティセンターにて、第3回「まちなか∞まちづくりセミナー」を開催しました。

 

第3回目は、一般社団法人三國會所の理事長の大和久米登様にお越し頂き、「有形・無形の文化の継承と生業への発展に向けて〜三国湊での活動〜」をご講演頂きました。

講義ではまず、三国湊が直面する現代の課題を歴史から紐解いて解説していただきました。三国湊は江戸初期までにできあがり、商業活動が盛んに行われてきた町ですが、明治中期以降の鉄道普及に伴って、経済活動は衰退することになりました。逆に、大きな災害にもあわなかったため、町並みや多くの歴史的資源が残り、それらを維持し、活用した地域づくりが今の課題となっているようです。

続いて、近年の三国湊での取り組みについても紹介していただきました。三国湊の地域資源の可能性を引き出すため、平成6年から歴史的建築物の修復や町並み整備など景観整備が行われてきたようです。また、その取り組みを通じて、市民で構成される三國會所が設立され、レンタサイクルや新しい地域行事の開催など、ソフトの事業にも取り組まれてきたようです。現在は、町家を活用したプロジェクトに取り組まれており、自主財源を確保しながら、空き家をリノベーションされており、6つの物件を改修し、利活用されています。

このような取り組みの推進には、多くの人が関わることが大事だと大和さんは主張されます。それは地域住民だけではなく、若い世代や地域外の協力者と一緒に活動することで、達成されると考えておられるようです。また、行政の支援も必要で、三国湊での活動においても、県や市が財源的支援や情報提供支援などの役割を担ったことも大きく貢献したと話されました。

 

後半は、近江八幡のまちなかのまちづくりワークショップを行いました。参加者に2つのグループに別れて頂き、それぞれ「まちなかの歩行環境とまちなみづくり」「同世代・多世代の交流の場づくり」のテーマで、まちなかのまちづくりの解決策について意見交換を行ってもらいました。講師の大和さんにも一緒に意見交換の輪に入ってもらいました。

意見交換の結果、以下のような提案が行われました。

  1. 公共交通や移動手段の拡充の提案
    • 駅や主要な商業施設とのアクセスを改善し、移動しやすい環境を作るべきである。
  2. 安心安全な歩行環境の確保の提案
    • 街灯やベンチ等を適切な場所に設置し、歩きやすい環境を作るべきである。
  3. 期間限定での空き家活用の提案
    • 所有者のハードルを下げるために、まずは期間限定で空き家活用を促すのが良い。
  4. 移動販売やマルシェ等の買い物支援の提案
    • 地域での買い物ができる環境として、移動販売やマルシェなどを推進するべき。
  5. 地域情報の一元化と発信力の強化を通じた観光振興の提案
    • 観光媒体が分散しており、地元の人が知る情報が知られていないため、情報を一元化し、発信力を強化する必要がある。
  6. 寺社や老人会などの地域資源を活用した多世代交流の提案
    • 高齢者も地域資源の一つと考え、高齢者がよく集まる寺社や老人会を活用した多世代交流活動を検討するべきである。
  7. 人材発掘(移住者を含め)や地域のネットワーク強化を通じたコミュニティづくりの提案
    • 地域の担い手となる人材を内外から発掘し、地域ネットワークのハブになる取組を進めるべきである。

終了予定時刻よりも少し延長したほど議論が盛り上がり、有意義な回であったと思います。

本セミナーは今回で最終回を迎えましたが、3回を通して、超高齢社会に対応した様々なまちづくりの考えやアイディアの理解を深めることができました。さらなる進展のためには、地域住民やまちづくりに関心のある方と一緒になって、引き続き、まちなかのまちづくりの仕組みについて、議論を深める機会を設けたいと思います。