admin

2018年3月30日 15:44:30

3/21 「まち・ひと・しごと創生フォーラム 安寧のまち近江八幡 –最期まで元気に暮らせるまちづくり–」開催レポート

 321日に「まち・ひと・しごと創生フォーラム 安寧のまち近江八幡最期まで元気に暮らせるまちづくり」を開催しました。35名の市民が参加しました。

 まず、基調講演には、講師として国土交通省住宅局長の伊藤明子氏を招聘し、「これからの住まい・まちづくりを考える」の講演を行っていただきました。講演の前半では、日本の経済的社会的な構造の変化や日本人の生活様式の変化の解説がされました。また、高齢期の人生が大きく変化し、高齢者の死亡と住環境との関係についても言及されました。そして、こうした背景のもと、住まいやまちづくりのキーワードを変えていく必要があることが説明されました。

 講演の後半では、日本の空き家の増加の実態が説明され、その対策施策や関連する法律改正案について紹介されました。また、既存ストックを活用した各地の事例の紹介が行われました。最後に、3つのキーワード「個と連携(ネットワーク)」「地域主体」「在るものの価値化」を提示し、これらを軸に据えることの重要性を説いていただきました。

 基調講演後は、安寧のまちづくり推進事業の報告を行ないました。東京大学高齢社会総合研究機構長の大方潤一郎氏が報告を行いました。本報告のまえおきとして、まずは近江八幡市の安寧のまちづくりのポイントの4点「安全安心快適・自然・歴史・季節を味わえる住環境」「社会参加(仲間と触れあう・遊ぶ・働く)」「家から外に出て人と集い交流できる地域環境」「最期まで自宅で=在宅ケア・在宅みとりの体制」を説明していただき、その実現には「3層の地域生活環境インフラ」の整備の必要性を説いていただきました。

 安寧のまちづくり推進事業の報告としては、最初に5パターンの推進事業を報告しました。<まちなかの古民家で暮らす>タイプは、勉強会を開催しながら、地域住民とまちづくりの課題を整理したワークショップの取組みと、古民家を活用したまちづくりのアイディアを募集したコンペの取組みを報告しました。<静かな水辺で暮らす>タイプは、西の湖周辺(安土)にある公有地を活用したまちづくりのアイディアや広域的なネットワークづくりのアイディアを地域住民とワークショップで取りまとめたことを報告しました。<晴耕雨読の暮らし>タイプは、菜園つき住宅のイメージを紹介し、そのような住まいの整備を、空き家等を活用して進めていくことを報告しました。<レイクサイドの暮らし>は、水が浜周辺でシャレットワークショップを行い、当該地でのまちづくりの可能性について議論したことを報告しました。<新世代アーバンビレッジで暮らす>タイプは、武佐をモデルに、駅周辺で歩いて暮らすまちづくりを進めるために、地域住民とワークショップを行って、地域の課題やまちづくり活動の可能性について議論をしたことを報告しました。

 続いて、パートナー事業者募集の推進についての報告を行いました。パートナー事業者募集の要項を策定し、その枠組みについて解説が行われました。また、事業者に求めている提案内容についての報告も行いました。

 オンラインプラットフォームの報告では、まずSNSを活用した情報交流機能の強化について報告しました。続いて、ポケットサイズのパンフの作成・配布とウェブアンケートの実施を紹介し、コンテンツ充実化を進めていることを報告しました。

 最後の総括では、近江八幡市全体で取り組むべき施策を5つ提案しました。

  1. 歩行者環境と公共交通ネットワークの改善
    • 安全快適に移動できる歩行環境の改善・公共交通(バス等)ネットワークの拡充
    • その他の移動支援サービス施策の拡充
  2. 歴史の道づくり
    • 歴史的街並の保全活用制度の導入とシニアカー等でも歩ける道づくりの推進
  3. 水辺の道づくり
    • 西の湖の環境を保全しつつ活用する親水ルートの整備(遊歩道・自転車道・休憩・交流スペース、カフェ) 各種観光資源との接続、駅や拠点的施設との接続
  4. 要介護・支援者の在宅生活をサポートする体制の拡充:
    • 在宅医療・在宅介護の体制充実、地域の見守り・支え合いの体制づくり、地域の交流活動の場づくりと活動の支援、移動販売・宅配サービス等の拡充
  5. 移住相談窓口の開設
    • オンライン/電話/リアル/滋賀県の移住相談窓口との連携